おはなし

ホラー好きってわけじゃないと思うんだけど、最近思いつく話はホラーまがいのものばかりだ。
今日パッとこんなのを思いついた。

広い日本家屋。いつも通りなれた、庭に面した外廊下を歩いている。そろそろ廊下の中ほどにさしかかるというころ、ふいに後ろから足音が聞こえてくる。振り返っても誰もいない。再び前を向いて歩き出すとまた足音が。振り返るとやはり誰もいない。だんだん不安になってきて、足早に歩き出す。しかし相変わらず後ろの足音は絶えない。さらに歩を速める。そしておもむろに気付く。もうとっくに廊下の端まで着いているはずだ!衝撃に一瞬足を止める。耐えかねて後ろを振り向く。すると後ろには何もなかった。庭も建物も歩いてきた廊下すらなかった。足音だけがどんどん近くなる。一声悲鳴をあげ、廊下を走り出す。廊下はどこまでも続く。

思いついたはいいが、こんな話はありがちすぎると思うので実際には描かないかも。
怖い話なら椎名誠の「おいでよ」や「たどん」みたいなのを描いてみたい。
今度のサークルの会誌のための話を考え中。